2007年12月の青空日記

意気軒

2日 潮の香

やはり魚介類には共通する「潮の香り」がありますね。今日蟹と烏賊を食べて思ひました。

8日 相談

やはり人に相談するといふのはいいものです。研究で出口が見えなかったのが、ぱあっと道が拓けたやうな気分です。

8日 全盛期の人事伝説

先日の学内セミナーで、時間の後半に模擬面接が設けられてゐたものがありました。参加者の中から4人程が模擬面接に立候補し、その4人に内定者1人を加へた5人と、面接官役の講師の方とで5:1の模擬面接が始まったのですが、やはり内定者の方は格が違ひました。言葉も仕草も明らかに叮嚀で、それが自然に出てゐるところに一番感心しました。経験と普段からの心掛けが物を言ふといふことでせう。

質問も中中興味深く、面白いところでは「自分を動物に喩えたら何か」、怖いところでは「今、1ユーロは何円?」⇒(被面接者)「○○円だと思ひます」⇒「ヨーロッパに行ったことは?」、「○○業界にとって得なのは円高? 円安?」、等です。社会面の智識が弱い私は可なり戦戦兢兢としながら聞いてゐました。

その模擬面接の後、講師の方による反省があり、その中で「人事は被面接者に対してどう振る舞ふか」といふ話が出たのですが、曰く、

これを聞いて「怖っ!」と思ひました。当り前ですが、やはり普段の素行からきちっと正しくしてゐないと、面接のときだけ好く振る舞ってもボロが出るやうで。良い勉強になりました。

10日 人の頼り方

大学院生になっても、「先生は使ってナンボ」なのは変りません。社会人になっても、此の分野なら此の人と、頼れる人を見つけておけ、といふのは、上手く世間を渡る上で変らないのでせう。逆に、特定の分野で頼られる人にもなれたら最高ですが。

といふのも、今日、自分の研究室の先生ではない数学の某先生に、自分の研究のことを相談しに、厚かましくも突然に(豫約無しで)伺ったのですが、厭な顔をせずに対応してくださり、1時間程の議論の後、最後には「先生は使ふものでせう」との御言葉。もう眩しい位に有難過ぎて、感謝の気持ちで一杯になりました。

10日 京田辺燭火賛美礼拝

去年に引き続き、今年も同志社女子で行はれた京田辺クリスマス燭火讃美礼拝に行って来ました。別に私はキリスト教徒といふ訣ではないので、礼拝自体久し振りでしたが、その雰囲気を存分に味はひ、讃美歌も大声で歌ひ、良い刺戟になりました。

その中で一番驚いたのは、同志社香里の富田先生が説教をしにいらっしゃってゐたこと。私が聖書の授業で御世話になった先生です。残念ながら直接御話はできなかったのですが、その変らぬ恰好、声調等に、何かホッとしました。因みに、説教の内容は処女懐胎でした。さういふ科学的に不都合な話は避けられるのかなと思ってゐたので、ちょっと意外です。

15日 ピアノは続けられる不思議

12日(水)は多目的ホール(ハローホール)でグランドピアノを自由練習。やっぱりグランドピアノは素直といふか、下手な所を下手なやうに聞かせてくれます。久し振りにKさんと話したり(肺炎に罹って先月は酷かったらしい)一緒に食事を取ったりして、充実した時間を過せました。

研究、授業、その他学業等(此のサイト含む)は、打ち込む時とさうでない時の差が激しい私ですが、ピアノは(出来はどうあれ)ほぼ毎日続く不思議。

15日 Google Webmaster Toolsが面白い

Google Webmaster Toolsを最近知ったのですが、「Googleでどういふ単語で検索した時に此のサイトに来てもらへたか」等が知れて面白い。

因みに、2週間前のクリックにつながった上位のクエリの1位は「メグメル 楽譜」で、35%、つまり約3人に1人です。今Googleで見たら2番目に表示されてゐて、ちょっと驚きました。うちに置いてあるのは「メグメル」の楽譜なので、この単語で来た人にとっては微妙に期待外れかも知れず、何だか申し訣なく思ひます。