2004年7月の青空日記

七夕から始る日記

7日 標準抵抗器

古くなった標準抵抗器を貰って、我が家の標準抵抗器にしますと言はれた先生が居られるさうですが、私はかういふ科白は大好きです。痺れます。

8日 もし「常用漢字の理不尽な点を強引に解釈するスレ」なるものが有ったら

Q: 常用漢字は「略し方がバラバラ」「その割には画数の増えた漢字も有る」「実用するには数が少過ぎる」など、何故ああも理不尽なんですか?

A: 実は今の常用漢字は Ver. 3.2 で、一部の急進的な規格を取り入れた物のため、いろいろ宜しくない点が多いのも当然なのですね。

しかしご安心あれ。そのうち、漢字を真面目に考へ直して、体系を整理した「常用漢字 4.0」が勧告されます。これは Transitional (3.2時代の慣習的な略記を認めたもの) と Strict (有るべき姿に返った厳格なもの) から成ります。そして Ver. 4.0 に不備が発見され、それが修正された「常用漢字 4.01」が勧告されることでせう。

ちなみに、 Ver. 3.0 は当用漢字と呼ばれてゐましたが、これはご存知の通り破毀されて Ver. 3.2 になりました。また、戦前の正字は Ver. 2.x に当ります。

などと妄想してゐた学校の帰り道。今読み返したら、かなり強引だな、こりゃ。でも「常用漢字 4.01」は本当に出てほしい。

11日 たまには、廻転しない寿司屋に

母の誕生日祝ひに、家族で近所に有る御寿司屋さんに行ってきました。

最近は「寿司屋と言へば廻転寿司(※1)」ばかりで、もう何年も行ってゐなかった店なのですが、やはり廻転寿司とは違ひました。確かに少し値は張りますが、その暖かい雰囲気と、一品ごとの手間と美味しさに、感動すら覚えました。素直に「来て良かった」と思はせてくれました。

この御寿司屋さんは夫婦でやってをられる、カウンターで10席ほどの小さな御店ですが、御客さんと楽しさうに話す「大将」(この店で寿司を握る唯一の人)を見てゐると、何といふか暖かい気持ちをもらへました。不景気な今の世の中ですが、あの御寿司屋さんは、まだまだ大丈夫さうです。


15日 補講期間の実験

颱風のせゐで1回潰れた実験。補講期間に実施。

「一番時間が掛る」と言はれた実験が、一番遅い班でも、授業終了15分前に終了。先生も「ここは一番早い」と言ってをられたほど。不思議と誰も大きな失敗をしなかった。

15日 三山木駅の高架化

今週の月曜、学校に向ふ電車の中でうたた寝して、目を開けたらびっくり。見慣れぬ駅に居るぢゃありませんか。

「やべ、寝過ごしたか?」と思って駅名を見たら、「三山木」。降りる駅の一つ前の駅。

「あれ?」と思ったら、何時の間にか駅が高架化してゐた模様。前前から工事してゐたのは知ってゐたけれど、もう完成してゐたとは。

と思ったら、工事が終ったのは片側だけらしい。新しい線と古い線が交叉するため、一遍には高架化できない模様。

未だ出来たばかりだからなのか、駅の前後が徐行区間になってゐました。

18日 冷却水切れ

あんまり長い間車に乗ってゐなかったので、定期点検を一通りやったら、なんとラジエータのリザーヴ(供給)タンクが空。しかもラジエータの中も見てみると、有る筈の水が見えない。こんな状態でも今までオーヴァーヒートしなかったので、逆に気付くのが遅れてしまった模様。

気付いて直ぐに、近くの車屋さんに行って、クーラント(冷却水)を交換してもらひました。行く途中、オーヴァーヒートしないかと冷や冷や。

しかし謎なのが、ラジエータに圧力を掛けても、特に水漏れする所は無かったこと。普通ここまで冷却水が減ってゐると、何所かに穴が空いてゐるものなんださうです。とにかく、中を洗ってから新しいのを入れてもらって、て¥2,500-。父曰く、安い方だとか。

それから1日経って、久し振りに自分で運転してみましたが、水温計に異常は有りませんでした。運転を終へて供給タンクをチェックしたら、冷却水が既に半分になってゐたのが気に掛りましたが…とにかく今は様子見です。

24日 試験期間突入

今週(20日)から試験期間につき、日記は減速。

24日 サンマルクに行ってきました

久し振りに、パンの美味しいサンマルクに行ってきました。きっかけは、サンマルクから来た「バースデーコース」の案内状。

勿論そのコース料理を食べたのですが、どれも期待を裏切らない美味しさ。そしてやはり、ここで食べる焼き立てのパンは旨い。今日はミルクパンが一番でした。

そして、ピアニストが「Happy Birthday」を弾いて、その後店員がいっせいに拍手するといふ憎い演出。誕生日気分が盛上りました。薄暗い店内に机の上の燈火、高い三角形の天井、店員の明るい制服や言葉遣ひなど、ここにはそれなりの好い氛囲気が有ります。

ところで私の運転で行ったのですが、冷却水は全く大丈夫で一安心しました。前の騒ぎは、単に長い間冷却水を見るのを忘れてゐただけの様です。