シムシティ3000で文化財指定の手助けをするスクリプト (SC3k_mkh) 2006年1月20日〜2016年1月29日 空拇 SC3k_mkhは、シムシティ3000(SimCity 3000)で、幅広い範囲の建物を一斉に文化財指定したい時、これを半自動でするスクリプトです。 特に農場を保護する際に、1マスづつちまちまと文化祭指定する苦痛が少しでも和らげば幸ひです。 1. 導入篇 1.1 必要環境 * UWSC(うみうみさん作)が必須です。 http://www.uwsc.info/ 1.2 内容物 * marked.bmp * unmarked.bmp * SC3k_mkh.txt (この文書) * SC3k_mkh.uws * SC3k_usr.uws 1.3 インストール方法 1. 書庫(SC3k_mkh.zip)から全てのファイル(1.2を参照)を好きな場所に展開して完了です。アップデートの場合は、全てのファイルを上書きすればOKです。 1.4 アンインストール方法 1. 書庫から展開したファイルを全て消して完了です。 2. 使用篇 2.1 基本的な使用方法 1. UWSCを起動します。 2. 「SC3k_usr.uws」をUWSCにドラッグ&ドロップします。UWSCのタイトルバーが「SC3k_usr.uws」になればOKです。 3. シムシティ3000を起動し、好きな街を開きます。 4. 調査ツールを選びます。 5. ズームを「4」にします。(キーボードの「4」を押す) 6. 都市をレイヤー表示にします。 7. 文化財指定したい一番下の建物にポインタを合せます。デフォルトでは、右上方向に8マスの建物を一斉に文化財指定します。 8. UWSCの再生キー(デフォルトでは「Alt + F1」)を押すと、自動的な文化財指定が始まります。 9. 続けて文化財指定する時は、7. から繰り返して下さい。 * 既に文化財指定されてゐる建物は、特に変更されません。 * レイヤー表示にしないと、手前の建物の高さに照準が合ってしまって、繰り返しが無茶苦茶になることが有ります。 * 完璧な動作を期待しないで下さい。力技のスクリプトなので、途中で止まることも有ります。 * 文化財指定が正しくなされたかどうかを確かめるには、整地ツールでテストしたい範囲を指定し、整地できなければ(費用0)、その範囲の建物は全て文化財指定されてゐます。 2.2 範囲の変更と文化財指定の解除 文化財指定する範囲は、ユーザが変更できます。これは「SC3k_usr.uws」を書き換へることで実現します。 「SC3k_usr.uws」は、内部的には、「SC3k_mkh.uws」を引数附きで呼び出してゐます。 例へば、次の様なコードを書いたとします。 CALL SC3k_mkh.uws(8, 18, 4) これは、開始地点から右上方向に8マス、左上方向に18マスの範囲を、ズーム4にて、自動で文化財指定することを表します。 次に、文化財指定を解除する例を示します。 CALL SC3k_mkh.uws(8, 18, 4, 1) この様に、第4引数に「1」を指定すると、範囲内の建物の文化財指定を解除することができます。 * 「//」から始まる行はコメントとして無視されます。 * 第3引数によって、動作時のズームレベルを変更することができます。 * SC3k_usr.uwsを書き換へる度にUWSCにドラッグ&ドロップし直さなくても、変更は反映されます。 2.3 簡潔な動作原理 1. 最初に、開始地点をクリックし、チェックボックスを探します。当然、調査ツールになってゐる必要が有ります。 2. チェック済み(marked.bmp)なら何もしませんが、チェックが無ければ(unmarked.bmp)チェックボックスをクリックします。 3. OKボタンをクリックします。 4. ポインタのx座標とy座標を次のマスに来る様に動かします。この量はズームに応じて変るので、ズームの指定が必要になります。 5. 指定された回数だけ 1. から繰り返します。 * 1. でチェックボックスが見つからないと、何回か再試行した後、ビープ音を出して終了します。 * 第4引数に「1」を指定された場合、2. の動作は逆になります。 3. このプログラムについて 3.1 製作者 製作者 空拇 (一問一答 - DKCCの広場) http://purl.com/net/dkcc/faq.html#FORM ファイル配布所 シムシティ3000で文化財指定の手助けをするスクリプト (SC3k_mkh) http://purl.com/net/dkcc/shed/SC3k_mkh.html 3.2 適用ライセンス 書庫に含まれる全てのファイルに於いて、私、空拇が作った部分は、著作権放棄とします。転載・改変等自由です。 Public Domain: Please feel free to reproduce or edit (except quotation) 3.3 更新履歴 2006-01-19 製作開始。 2006-01-21 Ver.1.0.0.20060121 引数の処理を追加。 公開用ドキュメントの整備。 2006-02-05 誤字の訂正、文章の見直し。 2006-02-13 Public Domain 2007-03-25 Ver.1.1.0.20070325 UWSCのVer.4以上で動作しなかった問題を修正。(G_IMG_X、G_IMG_Yがグローバル変数でなくなったのが原因) ズームレベルの指定が4以外の時、ポインタの移動刻み幅が正しくなかった問題を修正。(マジックナンバーの混入が原因) SC3kのウインドウが見つからないときは直ぐに終了する様な機能を追加。 2016-01-29 Ver.1.1.1.20160129 最近のPCでは高速過ぎて正しく動かなかったので、各動作にデフォルトで0.10sのウェイトを追加。 SC3k_mkh.uws呼び出し時の第5引数でウェイトの長さを指定できる機能を追加。 ライセンスにCC0を明記。